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work with pride 2014開催!

みなさんこんにちは。ワークチームの柳沢正和です。

先日、LGBTが働きやすい職場を実現するためのフォーラム
work with pride 2014が超満員で開催されました。

今回はこのイベントをご紹介します。

work with prideは、企業などの団体において、
LGBTなどの性的マイノリティに関するダイバーシティ・マネジメントの
促進と定着を支援する任意団体で、
年に一回協力企業に場所をお借りし、
企業の人事・ダイバーシティ担当者や当事者と、
LGBTに関するダイバーシティ・マネジメントについて
議論するイベントを開催しています。

work with prideの目的は、
日本の企業内で「LGBT」の人々が
自分らしく働ける職場づくりを進めるための情報を提供し、
各企業が積極的に取り組むきっかけを提供することです。

第三回目の今年は
「変わりつつある日本の職場―LGBTの視点から」と題して
以下のようなプログラムを組みました。

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●オープニング 「はじめてのLGBT」
●開会のご挨拶 パナソニック株式会社
●基調講演1 「国際的なLGBT人権の潮流」
       ヒューマン・ライツ・ウォッチ日本代表 土井香苗氏
●基調講演2 「LGBTに関する企業と労務」
     高岡法科大学准教授 谷口洋幸氏
●当事者の声を聞く 「働くLGBTが語る日本の職場」
グッド・エイジング・エールズ
●パネルディスカッション 「日本における取組み事例」
パネル:大阪ガス株式会社 、株式会社ソニー 、
           日本アイ・ビー・エム株式会社(人事担当者)
モデレータ:虹色ダイバーシティ
●質疑応答を兼ねたワークショップ
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参加者はほとんどの方が企業で人事、CSR、または人権を担当されています。
企業でLGBTが抱える問題の直接の窓口となる方々に、
LGBTとは何か、また一体どんな課題を解決したら自分らしく働ける職場になるか、
当事者の声を含めてお伝えしました。

アンケートでは当事者が壇上に並んで課題を話す場面や、
各社の具体的な取り組み事例を紹介する部分が
やはり一番参考になったとの評価を頂きました。

まだまだ「見えないマイノリティー」である
LGBTの声や課題を少しでもお伝え出来たらうれしいです。

思い返せば、
金融数社のLGBTを担当する人事の集まりを
自分の会社で私的にやったのが4年前でした。

その夜、飲みながら代表の松中と
「日本中の人事が集まるフォーラムをいつかつくりたいね」
と話したのを覚えています。

その後、松中と日本IBMの人事部ダイバシティ担当の方との運命の出会いを経て、
国際NGOヒューマンライツウォッチと一緒に、
2012年、第一回のwork with prideを開催しました。

そのときの参加者は50人でした。

翌年2013年は、業界随一の専門家、虹色ダイバーシティが加わり、
株式会社ソニーでの開催。

参加者100人に倍増します。

そして今回は200人の参加者が!

後ろから会場を見て胸がジーンとしました。
初めてLGBTに取り組む企業の担当の方が、
少し戸惑った様子で次々と会場に入る様子は圧巻でした。

3年前はスピーカーは外国人のゲストスピーカーのみ。
今年はグットのワークチームを中心に当事者が前に15人並びました。これも大きな変化です。

今回、素晴らしい会場をご提供頂いたパナソニック株式会社。
担当の方は、去年の会に参加して「なんて私は何も知らなかったんだろう。」
という感想をお持ちになり、会場提供に尽力し、
中核メンバーとして一緒に作ってくれました。

本当にありがとうございました。

そして私も、パネルディスカッションで日本IBMの方が
「私たちの世代が20-30代に夢のある職場を作り渡して行くことが大切だと思う」
と発言されたのを聞いて、
40歳間近の自分としても、
気持ちを変えて行かなくっちゃと気合が入りました。

ご協力いただいたみなさん、ありがとうございました!