Conceptコンセプト

LGBTと、いろんな人が、
いっしょに楽しめる未来へ

グッド・エイジング・エールズは
LGBTがより良く歳を
重ねていける世の中を、
という思いから始まりました。

わたしたちは、「グッド・エイジング・エールズ」という団体名には、2つの願いを込めています。

1つは、LGBTとよばれる、レズビアン、ゲイ、バイセクシュアル、トランスジェンダーを含むあらゆるセクシュアル・マイノリティの人たちが、自らのセクシュアリティに引け目を感じず、社会の偏見を越え、自分らしく伸びのびと、歳を重ねていく、、そんな生き方を送れる世の中になることを願っています。

そして、もう1つは、LGBTの仲間同士、そして、セクシュアリティに関係なく、LGBTもそうでない人も、お互いを讃えあい、成長していこう、エールをお互いに送り合おう、という意味も込めています。

LGBTが住みやすい社会は
みんなにやさしい社会だと
信じています。

グッド・エイジング・エールズの大きな特徴の1つに、LGBTの方だけでなく、ストレートの方もいっしょに楽しめる場づくりを行う、ということを掲げています。

世界には、男性と女性だけではなく、いろいろなセクシュアリティを持つ人がいるということ。みんなそれぞれに、自分自身を表現するために適した性と、好きになる他者の性がある、ということ。そのことを理解し、尊重すること。そして何より、他者や隣人に対して、敬意と思いやりを持つこと。そんな社会は、誰にとっても伸びのびと暮らせる社会だと信じています。

グッド・エイジング・エールズは、1つのゴールとして、すべてのセクシュアリティの人が集い、自分らしく暮らせる老人ホームづくりを目指しています。

グッド・エイジング・エールズは
LGBTの社会人を中心に
おもしろくて楽しい場づくりを
しかけていきます。

グッド・エイジングはプロボノ団体です。プロボノとは、職業上で得た知識やスキルを活かして、社会に貢献していくこと。グッド・エイジング・エールズでは、広告会社、金融、IT企業、メーカーに勤める会社員から、ファイナンシャルプランナー、司法書士、看護師などの資格を持って働く人などが、さまざまなプロジェクトに関わり、おもしろくて楽しいものを世の中に産み出していこうと、日々、仕事の合間を縫って活動しています。

自分の得た知識・経験・スキルをLGBTコミュニティへ還元していくこと。まずは、自分たちの身近なコミュニティを、自分たちが愛せる、住みやすい、楽しい場にしていくことこそが、社会を変えていく第一歩だと信じています。

Projectプロジェクト紹介

これまでの活動

「プライドハウス東京」コンソーシアムは、2019年度のプロジェクト「プライドハウス東京2019」を東京・原宿subaCOにて、9月20日(金)から11月4日(月・祝)まで、ラグビーが盛り上がるタイミングにあわせてオープンしました。2020年には、「プライドハウス東京レガシー」を10月に東京・新宿にプライドハウス東京コンソーシアムとしてオープンしました。
現在は2023年に法人化し、特定非営利活動法人プライドハウス東京にて運営を行なっています。

これからの夢

次世代のLGBTQの若者が安心して集える居場所づくりを行っていきます。

これまでの活動

2015年4月、フォトグラファーのレスリー・キー氏が92組111名を撮影したPROJECT #001がスタート!撮影会や写真展の開催、メイキングムービーの公開などを行なっています。

これからの夢

2020年。東京オリンピック・パラリンピックが開催される年です。世界中からさまざまな人たちが訪れる史上最大のダイバーシティ祭典にあわせて、巨大写真展などを日本発で発信できるといいなと思っています。



Profileプロフィール

法人名 特定非営利活動法人 グッド・エイジング・エールズ
設立日 2010年4月4日
URL https://www.goodagingyells.net
事業内容
  • 社会教育の推進を図る活動
  • 男女共同参画社会の形成の促進を図る活動
  • 保健、医療又は福祉の増進を図る活動
  • 学術、文化、芸術又はスポーツの振興を図る活動
その他
役員
代表 松中 権
副代表 橋本 美穂
理事 前田 邦博
ミキ
キラ
マサカズ
 ユミカ
 ホイ
沿革
2010年4月4日 グッド・エイジング・エールズ設立に伴い、キックオフイベントを開催
2010年12月1日 東京都からの認証を受け「特定非営利活動法人グッド・エイジング・エールズ」として法人登記を完了
2011年7月 神奈川県葉山に夏季限定カフェ「カラフルカフェ」オープン
2012年9月 日本IBMと国際NGOヒューマン・ライツ・ウォッチとともに「work with pride」スタート
2013年1月 外部有識者とともに「LGBTからはじまる仲間暮らし研究会」スタート
2013年3月 東京都杉並区にシェアハウス「カラフルハウス」オープン
2013年4月 他6団体とともに「東京レインボーウィーク」スタート
2013年6月 山梨県小淵沢にて中村キース・ヘリング美術館と「カラフルラン」スタート
2014年5月 東京都渋谷区にLGBTフレンドリー施設「カラフルステーション」オープン
2014年10月1日 東京都からの認定を受け「認定特定非営利活動法人グッド・エイジング・エールズ」として登録
2015年4月 カミングアウト・フォトプロジェクト「OUT IN JAPAN」スタート
2016年6月 日本初の職場でのLGBT施策の取組み度合いを測る「PRIDE 指標」を発表
2017年3月 東京都世田谷区にシェアハウス「カラフルハウス 2」オープン
2017年4月 「プライドハウス東京」計画発表
2018年7月 「LGBT支援ハウス」プロジェクトに参画
2018年9月 「プライドハウス東京」コンソーシアム設立
2019年3月 多様性ある社会への理解を促進し、LGBTQを支援するチャリティスポーツイベント「東京レインボーマラソン」初開催(実行委員会として)
2019年9月 東京・原宿にてLGBTQとスポーツをテーマとした期間限定の情報発信施設「プライドハウス東京2019」オープン(コンソーシアムとして)
2019年12月 LGBTQ支援をテーマに掲げた大型音楽イベント「LIVE PRIDE〜愛をつなぎ、社会を変える。〜」初開催(コンソーシアム+東京レインボープライドの共催)
2020年10月 日本初となる常設の大型総合LGBTQセンター「プライドハウス東京レガシー」オープン(プライドハウス東京コンソーシアムとして)
2021年7月 セクターを超えた協働を推進する企業を評価する「レインボー認定」を新設
2022年3月3日 東京都から再度認定を受け「認定NPO法人グッド・エイジング・エールズ」に

Report年次報告

Greetings

9

世界でいちばんカラフルな場所を目指して。

グッド・エイジング・エールズが目指すのは、セクシュアリティや年齢、国籍、経験さえも越えた、いろいろな個性をもった人たちが心地よく、自分らしく歳を重ねていける場所づくりです。
アメリカの社会学者レイ・オーデンバーグが提唱した概念によると、都市で生活する人々の暮らしには3つの居場所が必要と言われています。ファーストプレイスと呼ばれる「家」、セカンドプレイスである「職場」、「学校」。そして、その中間でその人を受入れてくれる場所、例えば「カフェ」のような場所、サードプレイスです。グッド・エイジング・エールズは、カフェやセミナー、交流会などのサードプレイスとしての場作りから少しずつ活動を始め、現在では、ファーストプレイスやセカンドプレイスにもその活動の幅を広げています。
LGBTというのは、ひとつのきっかけにしか過ぎません。私たちが実現したいのは、誰かと誰かがともに過ごす空間と時間を、「カラフルな(多様な)人たちがいるからこそ楽しいんだね!」と、みんなが自信をもって言える世の中の実現です。その先にある大きな目標のひとつとして、ゆくゆくはカラフルな老人ホームを作りたいと思っています。LGBTも、そう でない人も自分らしく老後の生活を送ることができる場所があるって素敵ですよね。

おもしろいことを考えるのが好きな人。具体策で語るのが好きな人。とにかく人と人をつなげるのが得意な人。みんなの見てないところでコツコツがんばる人。笑顔とウィンクで頑固おやじを上手に味方にできる人。どんな映画の主人公の気持ちにもなれる人。ワンコと会話のできる人。とにかく旅が好きな人。三度の飯より仲間とすごす時間が大好きな人。人と違う自分を大切にしたいなと思う人。最近何か新しいことに挑戦してもいいかもと思っている人。まずは、一度、遊びにきてください!時代にも少しずつ、良い風が吹き始めているようですよ。

LGBTと、いろんな人と、いっしょに。

2014年12月1日
特定非営利活動法人グッド・エイジング・エールズ 代表 松中 権
松中 権