good aging yells

仕事をきっかけに新たなつながりを

LGBTな僕らにとって、普段、趣味や恋愛の話で盛り上がることはあっても、仕事の話となるとなかなか話題に上がらないもの。でも、そんなのちょっともったいない。LGBTのコミュニティーを通じ、年齢や職業の枠を越えて色々な人たちと出会う機会の多い僕たちだからこそ、「仕事」をきっかけに出会える場があったら、きっと面白いはず。そんな想いからはじまった異業種交流会が、好評だった昨年に続いて今年も開催されました！

会場に集まった参加者のみなさんは60名を越え、中には、関西や東北地方から参加するツワモノも！また、みなさんの携わっている業種も様々です。公務員、メーカー、IT、広告、マスコミ、教育、コンサル、不動産、デザイナー、医療、彫刻造形、葬儀業、理論物理研究者、金融、弁護士、会計士、アパレル、etc...それぞれ異なる業種の方々が一同に会し、活気で満ち溢れる会場。会の始まりを待たず、既にあちこちで名刺交換も始まっていました。そんな賑やかな雰囲気の中、交流会のプログラムがスタート！


人は見かけによらず…？！

司会によるオープニングの挨拶を経て間もなく、クイズ大会が始まりました。今回の交流会の中で一番の盛り上がりを見せたこの企画、ルールはいたってシンプルです。参加者をテーブルごとのチームに分け、チーム対抗で競うクイズ大会。ただし、クイズの中身がちょっとユニーク。各チームから代表者１人を選出し、選出されたメンバーに前に出てきてもらい、その方々全員の職業を当てるというもの。（参加者の皆さんは、自分のチームから選出したメンバー1人の職業は知っていますが、他チームからのメンバーについては職業を知りません。）



選出されたメンバーの職業がバラエティーに富んでいたため、各チーム内での議論はかなり白熱！！選出メンバーの職業には、彫刻造形作家、システムエンジニア、飲食業、経営コンサルタントなどがあり、見た目で分かってしまう人もいれば、もちろんその逆も…。さすがに見た目だけで判断するのは難しいので、質問タイムも設けられました。「職場までの通勤時間は？」「出社する時間帯は？」などの質問を投げかけ、それらを元に職業をプロファイリング。ちょっとした探偵気分を味わいつつ、各チームはぞれぞれの結論を回答します。



正解発表では、自己紹介も兼ね、選出メンバーの方々が次々と自分の職業を発表。システムエンジニアだと思っていた方が実は飲食店員だったり、コンサルタントだと思っていた方が彫刻作家だったり。大どんでん返しの連続で大盛り上がりの末、クイズ大会はあっという間に終了。このクイズ大会を通して、チーム内で新たな出会いを見つけた人もいれば、自分の興味のある業界で働いている人を見つけて声をかけている人も。みなさんが積極的に交流している様子が印象的でした。クイズ終了後も、会場には笑い声が絶えないまま、歓談タイムへ。

Twitterを通じたつながりも
歓談タイムでは、事前アンケートで回答してもらった参加者の方々のプチ情報をスクリーンに投影。自分の職歴や職場環境に関するコメント、Twitter IDなどがシェアされ、これをきっかけに声をかけている人もちらほら。中でも、今回特に目立ったのは、Twitterの活躍です。名刺交換に加えてお互いのアカウントをフォローし合うという風景もたくさん見られました。Twitterに限らず、この場での出会いをきっかけに、今後も継続的につながっていけるのって良いですね。ちなみに、交流会の終盤にはマイクを使ってのアピールタイムなども行われました。「マーケティング関連の仕事をしている人はぜひお話しましょう」といった仕事関連のものから、「最近お店をオープンしたので、遊びにきてください」といったちゃっかりPRまで幅広く（笑）



そうこうしている間に時間は過ぎ、気がつけば閉会の時間…別れを惜しみつつ、クロージングの挨拶にてお開きに。本当にあっという間の2時間半でした。働き方の多様化が進むいま、「仕事」についてちょっとまじめに話せる機会って大事ですね。そんな「仕事」というキーワードをきっかけにつながれる場を、今後も創っていきたいと思います。今日この場での出会いが、みなさんにとって何かプラスになるものであればうれしいです。ご参加いただいたみなさん、本当にありがとうございました。一つ一つの出会いを大切に、これからも素敵に年を重ねていきましょう！

参加者の声
●ゲイ、レズビアンのたくさんの方と、そしていろんな職種の方とお話できて楽しかった！（30代 レズビアン）
●とってもアットホーム！すぐに仲良くなれる仕組みがあるのがうれしい。（30代 ゲイ）
●いろんな人と楽しく話せたし、新しい知り合いが出来た！！（20代 ゲイ）