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LGBTシューカツ座談会 ~仕事選びにセクシュアリティって関係ありますか?~

日時2011年11月26日(土) 14:00~16:30(※13:30受付開始)

場所RESTAURANT CHARCOAL GRILL Hi's GINTO 新宿三丁目店

定員50名程度→満員御礼!申込受付は終了しました

受付11/5 10時~

開催概要

終了レポート

「面接でカミングアウト」反応はどう?

「面接でカミングアウトすると不利なのかなぁ」「ダイバーシティ教育がしっかりした会社を選んだほうがいい?」——シューカツは、人生の大部分を占める“仕事”を決める、大事なイベント。だからこそ、自分たちのセクシュアリティとどう関係するかもしっかり考えたい。
そんなわけで今回は、これから就職活動を控えた学生を対象に、セクシュアリティと就職活動をテーマにしたイベントを開催。新宿三丁目のレストランで立食形式のパネルトークと、学生・社会人が入り混じったシューカツ相談会を実施しました。

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前半のパネルトークでは、最新のシューカツ事情と、セクシュアリティについて、パネリストが自分の経験を元に、いろいろな質問に答えてくれました。パネリ ストは、かっちゅん(ゲイ・食品メーカー内定者)、ジュン(FtX・福祉サービス業内定)、エリカ(レズビアン・キャビンアテンダント)、トモヤ(ゲイ・ IT企業営業)、リカ(外資系企業採用担当)の5人。司会のミゾ(ゲイ・IT企業営業)がコメントを入れながら、会話を盛り上げました。

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「シューカツにセクシュアリティは関係する?」という質問では、「キャビンアテンダントが夢だったので、仕事を選ぶ上では関係しなかった」(エリカ)、 「転勤の可能性があるから、全国のイケメンと知り合えるチャンスかも?とワクワクした。笑」(かっちゅん)という声や、「『みんなが自分らしく生きられる お手伝いをしたい』というのが志望動機だから、自分のセクシュアリティを話題にしないのはおかしいと思い、面接でカミングアウトした。『僕はいいけれど、 クライアントがどう思うか…』とネガティブな反応でおちこんだこともあったけれど、『マイノリティとして悩み、乗り越えた経験を評価したい』とプラスのコ メントをもらうこともあり、就活を通じて改めて社会を見つめるきっかけになった」(ジュン)と、まさに仕事選びのコアな部分に影響した話題もあり、この テーマ、答えはひとつではなく、ひとりひとりの考え方が大きく影響するのだな、と、深く考えさせられました。

「働いてからセクシュアリ ティは関係する?」という話題になると、「一緒に働くメンバーに自分のセクシュアリティを隠しておくのはおかしいと思い、会議の場でカミングアウトした。 ダイバーシティについて理解の浸透した会社だったので会社としても応援してくれた」(トモヤ)、「職場でオープンにしている。海外から『日本で遊ぶ場所を 教えて』と相談されたので『新宿2丁目なら詳しいよ』と伝えたら、相手もゲイだったから喜ばれた」(リカ)といったエピソードが紹介されました。また「ど うも家庭を持たないのは変だという考えが上層部にはアルらしい。出世のためなら偽装結婚も考えたほうがいいのかな?と思ったりもする」(かっちゅん)と、 将来を心配する声も…。セクシャルマイノリティとして働きやすい環境かどうかも、会社選びには大切な視点のひとつのようです。

「働きやすい職場」かどうかも大事

参加者からパネリストにもたくさんの質問が。例えばトランスジェンダーの方からの「男性用のリクルートスーツ、どうやって買いましたか?」という問いに、 FtXのジュンさんが「店員さんは買ってくれさえすれば気にしません!笑。心配ならスーツ選び、お付き合いしますよ!」と心強く回答するなど、みなさん一 般の就活セミナーでは質問できない、不安や悩みを解消できたようです。

今回イベントに協賛いただいた日本IBMの人事担当の方からは、日 本IBMのダイバーシティへの取り組みが紹介されました。「セクシュアリティによって採用が不利になることは一切ありません」というメッセージに、会場の みんな拍手喝采でした。「ダイバーシティ教育が積極的だと初めて知り、企業に興味を持ちました」と、ポジティブなコメントもありました。

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つづく後半はドリンクと軽食をつまみながらの交流会。職種をオープンにした社会人の参加者に、学生たちが積極的に業界の話や職場の話を聞いたり、まだ1年 生、2年生という学生にアドバイスをしたりと、会場のあちらこちらにコミュニケーションの輪が生まれていました。話題はつきることなく、場所を変えて新宿 2丁目で行われた二次会でも、仕事の話、プライベートの話と、遅くまで盛り上がりました。

「シューカツは、セクシュアリティを含め、自分 と向き合ういいチャンス。つらいこともあるけれど、本気で取り組んで、自分が本当にやりたいことを考えるいいきっかけにして欲しい」——パネリストみんな が口をそろえたこのメッセージが、参加者みんなの胸に刻まれた一夜でした。

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参加者の声
●自分が悩んでいたことや、心配していた事の答えが聞けてよかった(20代 ゲイ 学生)
●パネリストの人のお話の内容がとてもよかったです。やはり実体験に伴う話は貴重だと思いました(30代 レズビアン 社会人)
●どうせ希望の職に付けないだろうと、就活はあまりやる気がなかったのですが、今回をきっかけにもっと本気で取り組もうと思えました(20代 FtM 学生)
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