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ハートカフェ@渋谷に出演しました。
こんにちは。
グッド・エイジング・エールズのランランです。
先日行われたハートカフェ@渋谷
「知っていますか?LGBT~虹の世界への鍵あります~」の第4回目、
シャレにならない当事者あるある~本当は困っています!学校・医療・住まい~に
当事者の1人として出演しました。
ハートカフェ@渋谷はNHK厚生文化事業団さんが定期的に開催されているイベントで、
会社や学校帰りにお茶を飲みながら、現代社会が抱える様々な福祉の問題について考えてみませんか?
というコンセプトで毎回いろいろなテーマを取り扱っておられます。
11月のテーマは「LGBT」!!
これまでブルボンヌさんや、杉山文野さん、虹色ダイバーシティーの村木さんなど、
著名な方々が講演されてきましたが、第4回目は当事者あるあるということで
LGBTが家庭や社会で直面する困ったことについて語らせて頂きました。
平日夜の開催にも関わらず定員50名の会場は、ほぼ満員。
当事者だけでなく、学生、社会人など様々な方々がお越しになっていました。
(みなさん本当に温かい目で、私たちのつたない話を聞いて頂き助かりました。)
今回、講師をして下さった一橋大学特任准教授の柘植道子先生が、
私たちの経験してきたあるあるの原因をこう解説して下さいました。
当事者が普段の生活の中で自分のセクシュアリティについて、
これはおかしいことだ、とか隠さなければいけないと思ってしまう原因として、
セクシュアル・マジョリティの信念や態度がはびこっていることがあげられる。
主には、
・異性愛中心主義
・ホモフォビア
・生物学的性は2つ、こころの性も2つ。それ以外は存在しないと思っていること。
といった考えである。
ホモフォビアとは、レズビアン、ゲイ、バイセクシュアルの人々に対する
誤解を招くような一般化された信念に基づいた否定的な態度や感情のことで、
当事者自身がホモフォビアを自分の中に取り込んでしまう(=内在化されたホモフォビア)
ことにより、自己認知、自己受容、自己の評価に影響を与え、
ひいては自己否定的な言動になってしまうとのこと。
これにはものすごく納得で、
今まで私が自分のセクシュアリティに悩んできた原因として、
自分自身の中にホモフォビアがすごくあったなと思いました。
思い返してみると、私がホモフォビアを抱くようになったきっかけとして、
家族や友人、メディアや社会の影響が多いにあったと思います。
グッド・エイジング・エールズや、その他の活動を通じて、
そういった社会観念が少しずつ変わっていき、
セクシュアルマイノリティの人々がいきいきと活躍できる世の中になっていけばいいなと
改めて思いました。
ちなみに、当事者3人のあるあるトークはおおいに盛り上がり、
第二部と称した打ち上げが夜遅くまで続きました(笑)